JAPAN World Games Association

4年毎に開催されるワールドゲームズの競技種目は、「オリンピックで採用されていない競技種目」を前提として、開催都市の既存施設で実施が可能であること、世界的に普及しており世界選手権大会が定期的に実施されていること、などを基本条件としています。（2000年までは「種目」ではなく「競技」を基準に選定）その他、開催地の予算や前回大会の評価、IF（国際競技連盟）のガバナンス、ドーピング検査記録などの状況も踏まえ、最終的にIWGA（国際ワールドゲームズ協会）の理事会で開催都市や実施する競技種目を決定します。

4年毎に開催されるワールドゲームズは、各国の代表によって競技が実施されるのではなく、「世界最高レベル」という基準で各競技のIFが選手を検討し、各国の競技連盟（NF）に派遣を要請することで代表選手が決定します。大会の特徴は、施設建設に巨額の費用を要するオリンピックとは異なり、選手村を作らず選手・コーチなどの関係者は大学寮など既存の施設で宿泊し、寝食を共にしています。競技は既存の施設で実施可能な競技種目のみで行われるため、新たな施設を建設する必要がないなどから、極めて低予算で国際総合競技大会を開催することができます。表彰式では金・銀・銅のメダル授与、国旗掲揚は行われますが、行き過ぎた国威発揚や勝利偏重主義は抑えられていることも特徴のひとつです。また大会期間中、大会参加者が一堂に集える「ワールドゲームズ・パーティー」を開催し、参加者の交流を深める機会を設けています。