IOC及びIWGA間の覚書
IOCとIWGAは2000年10月、モナコでの国際スポーツ団体総連合(GAISF)総会会期中に、「相互協力に関する覚書」に調印し、一層の連携強化をアピールしました。
国際オリンピック委員会(IOC)及び国際ワールドゲームズ協会(IWGA)間の覚書
国際オリンピック委員会(IOC)及び国際ワールドゲームズ協会(IWGA)は、社会におけるスポーツ活動の普及に共に努力する。IOCは、国際総合競技大会としてのワールドゲームズの重要性を認識し、以下の指針に基づきIWGAを支援することに合意する。
- IOCは、IWGAに対し必要に応じて専門家を派遣するほか、IOCのスポーツ局、国際競技連盟(IF)対応渉外局を通じた協力を継続するなどオリンピック運動の一環としてIWGAの活動を支援する。
- IOCは、ワールドゲームズ組織委員会を後援し、技術的支援を行う。
- IWGAは全ての競技の選手役員が国の代表としてワールドゲームズに参加することの重要性を認識し、今後のワールドゲームズにおいて新しい概念を実践していく。
- IOCは、各国オリンピック委員会が、ワールドゲームズに参加する各国代表選手団へ支援することを奨励する。
- IWGAは、IOCの支援、提言を得ながらワールドゲームズ競技を検討し、その普及に積極的に努める。
- IWGAは、オリンピック競技種目ではないものがワールドゲームズにおいて実施されうることを認める。
- IWGAは、IOC承認国際競技連盟【夏季オリンピック国際競技連盟協会(ASOIF)、冬季オリンピック国際競技連盟協会(AIOWF)、IOC認定国際競技連盟協会(ARISF)】、国際スポーツ団体総連合(GAISF)加盟の全競技連盟、またはIWGA加盟の国際競技連盟の競技だけがワールドゲームズにおいて実施される対象となることを確認する。
- IWGAは、世界反ドーピング局(WADA)と引き続き緊密な協力関係を築いていく。
- IOCは、オリンピック運動反ドーピング規定に従い、ワールドゲームズ組織委員会に対し、ドーピングコントロール費用を援助する。
2000年10月27日、モナコ、モンテカルロ市において、英語、仏語の文書に署名。
- 国際ワールドゲームズ協会
- 会長 ロン・フローリッヒ
- 国際オリンピック委員会
- 会長 アントニオ・サマランチ