第6回ワールドゲームズは、2001年8月16日から26日までの11日間、日本・秋田県内の8市町村で開催されました。公式22競技・公開5競技が実施され、過去の大会を上回る93の国・地域から4,054名の選手・役員が参加し、観客数は30万人に達しました。報道も全国紙、雑誌が大きく取り上げた他、NHKが毎日全国にテレビ放送し、130以上の国・地域で放映されました。
1996年10月、モナコ・モンテカルロで開かれた国際ワールドゲームズ協会(IWGA)総会で秋田県知事が契約書に調印し、第6回大会(2001年)の開催に日本から立候補していた秋田県が、正式に承認されました。これを受け、秋田県は同年、民間企業、民間人を中心として、「(財)秋田ワールドゲームズ2001組織委員会(AOC)」を設立、県が全面的にバックアップすることで準備に入りました。
大会期間中は一般市民に対する競技種目の体験コーナー、バザール、音楽会、ショー等の文化イベントも盛んに行われ、ワールドゲームズ一色と言えるほど盛り上がりを見せました。費用についても、県や市町村の負担金や、民間の協賛金、寄付金、入場料などの収入が、支出総額の22億1千万円を大幅に上回る黒字で決算を終了し、国際大会として大成功しました。
秋田県は、広さ1万1千612平方キロメートル(全国第6位)で、人口は120万人(全国第35位)です。長方形に近い秋田県の行政区画は、自然の境界と美しく一致しています。西は日本海、東南北は山なみに囲まれ、それぞれが分水嶺をなし、秋田県に降った雨はすべて米代川(よねしろがわ)、雄物川(おものがわ)、子吉川(こよしがわ)の3つの河川によって日本海に運ばれています。秋田はなによりもまず美しい自然と四季の国で、たくさんの温泉、日本で一番深い湖・田沢湖、そして県の北端には国連から世界遺産の認定をうけた自然の宝庫、白神山地があります。